YOSHIMINATSUMI

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生きていくのは、楽しいことばかりではありませんよね。苦しいことも、悲しいことも、嫌なこともあるのが人生です。

自分で言うのもアレですが、わたしはわりと努力家で、頑張り屋さんで、空気もよく読めるタイプです。

でも、よくよく考えてみると、あまり嫌なことをしたことがないんですよ。去年気づきました。

きっかけは、子供の成績に関する悩みでした。
今、息子は小学4年生です。とにかく成績が悪いんです!
テストの点数が30点とか40点とかも珍しくありません。その上、本人はまったく気にしていない様子。本人に聞いてみると、勉強は嫌いなんだそうです。

でも、小学校ぐらいの勉強はできないといけないですよね。

わたしは彼にどうアドバイスすべきなのか、分からなくなってしまいました。

なぜなら、わたしは「嫌だけど勉強を頑張る」ということをしたことが無いからです。

わたしは、勉強が大好きでした。
新しい知識が増えていくことも、テストで良い点数をとることも、それによって先生に褒められることも、友達に「すごい」と言ってもらうことも、全部好きでした。

単語をひたすら覚える作業も、解けそうにない難しい問題と格闘することも、わたしは楽しんでできました。

「勉強が嫌いな人が勉強に取り組む方法」を、わたしは知りません。

そこで、わたしは「勉強じゃなくても、嫌なことに取り組むにはどうすればいいのかを考えてみよう」と、さらに過去の記憶をたどってみました。

ところが、わたしには「嫌々取り組んだこと」が思い当たりません。

バレエやピアノといった習い事も、もちろん嫌になることありましたが、基本的には好きで始めたこと。「自分でやりたいって言ったことだから」とやり続けていれば、また嫌な気持ちがなくなって、楽しく続けることができました。

学級委員などの仕事も、自分でやりたいからやっていました。

今の仕事も、文章を書くのが好きだからやっています。それに、それが評価されるのもたまらなく好き。

大学は、楽しくないから辞めました。一応、「結婚するために辞めた」ということにはしているものの、2年目からほとんど通わなくなっていたので、結婚しなくても辞めていた気がします。
 
前の仕事も、楽しくないから辞めました。仕事の内容自体は楽しいものでしたが、人間関係が最悪だったので辞めました。

そう思うと、わたしは好きなことばかりして生きてきたわけです。
「嫌だけど頑張る」なんていうことができません。

そこでふと、もう一つ思うことがありました。

「好きなことばかりして生きてこれたのはわたしがたまたま『勉強』みたいに、生きる上で有利になるものを好きになったからなのか?

それとも、誰でも好きなことばかりして生きることは可能なのか? また、『好き』という感情はある程度コントロール可能なもので、自分なりの解釈で『好き』と思えばそれで解決するのか」

ということ。

わたしがたまたまラッキーな人間なのか、それとも生きる上で必要なことに対して「好き」という感情が持てるように自分をコントロールすることで、誰もが好きなことばかりして生きることができるのか……?

ひとまず、わたしは後者の可能性を選びたいです。

だって、どんなことだって、「できないこと」、「やりたくないこと」にとらわれていれば嫌になりますよね。でも、「できること」や「やりたいこと」に目を向ければ好きになれる気がする。

たとえば、わたしは掃除も好きなのですが、それは掃除してキレイになった空間が好きとか、掃除用具を揃えるのが好きとか、新しい方法で掃除するのが好き、ということです。

一方で、汚れを見るのは嫌だし、掃除に時間がとられて他のやりたいことができなくなるのも嫌です。

もしかしたら、遊びたいのを我慢して勉強するとき、わたしは「これでいい点数がとれたら嬉しい」とか「先生にほめられたい」とかのプラス面を見ていたからこそ、「勉強が好き」と言えるようになっただけなのかもしれない。

それなら、子供にも同じように嫌なことのプラスの面を見るように教えたいと思います。

好きなことばかりして生きていた、という事実に気付いたとき、もしかしたらわたしはとんでもないワガママ人間なのでは、と怖くなりました。

でも、たいていの人は嫌な職場なら辞めますよね。途中まで頑張るにしても、給料とか将来性、人間関係とかをトータルで考えて、自分のためにならないと思ったら嫌になって辞めますよね。

だから、別にわたしが特別な人間なわけではないんだろーな、と思うことにしました。

ついでに、もし、今嫌な状況で自分を押し殺して頑張っている人がいるなら、それは辞めてもいい、と言ってあげたいです。 学校も仕事も。

そんなことを考えつつ、子供がもう少し勉強に興味を持ってくれるよう誘導したいなと思っています。