YOSHIMINATSUMI

HOME

YOSHIMINATSUMI

MENU

ニュースでたまたま「相対貧困率」という言葉が聞こえてきたのでちょっと書きます。

今でこそわりと余裕のある生活ができているわたしですが、何度も貧困を味わっています。

子供の頃のことはよく分かりませんが、小6で親が離婚して母子家庭になって以降、大学進学で家を出るまで、生活保護世帯でした。母が頑張って働いてくれたので年々生活保護費は減りましたが、当時はお金が無いことがコンプレックスでもあり、中学時代なんかはわりと忘れたい思い出ばかりです。

若くして結婚し、当時の生活もとっても厳しかったです。手取り15~18万円程度で 家族3人暮らしていました。その後離婚し、母子家庭になった当初はやっぱり貧乏でした。

正社員の仕事に就けず、アルバイトで生計を立てていました。

お金が無いと、子供に教育費をかけてやることもできません。全国学力・学習状況調査でも、教育費と子供の学力が比例することが確認されています。

つまり、貧乏な家の子は学力が高くならず、良い大学にも行けず、良い就職先も見つからないから貧困が連鎖する、というわけです。この傾向は間違いないでしょう。

ただ、だからと言って諦めるのは、わたしは違うと思っています。

まず、子の立場から。

子供の頃は貧乏というほどでもなかったはずですが、かと言ってゆとりがある家庭ではなく、わりとカツカツだったようです。

習い事もやらせてもらっていたものの、塾に通ったことはありません。家庭教師も。進研ゼミはやらせてもらっていましたが。

親が離婚して生活が貧しくなってからも進研ゼミだけは続けさせてもらい、あとは自力で勉強していました。

結果的に、わたしは公立高校から国立大学へと進み、大学では学費免除と無利子の奨学金を勝ち取ったので、お金を払わずに大学に行けました。

塾に行かないと勉強ができない? そんなわけありません。中学レベルなら進研ゼミから送られてくる教材をこなすだけで良い成績はとれるし、 分からないことは学校の先生に聞けばいい。

通信教育を受けなくても、書店に行けばたくさんの参考書や問題集が手に入ります。わたしは、たまに親からお金をもらって、自分に合ったテキストを本屋さんで買っていました。予算は少ないので、それこそ何時間も売り場をうろうろして、厳選して買っていたものです。

高校では進研ゼミをやめてZ会に変えてもらいましたが、いまいちだったのでやめました。自分で買ってきたセンター過去問や問題集をやりこみ、分からないことは先生に聞きに行き、それだけで大学に行きました。

特にずば抜けて成績が良いタイプではありませんでしたが、地方の国立大に行くぐらいの学力ならなんとかなります。

わたしが大事にしている言葉の一つが「ハングリー精神」です。

もし、わたしが中流家庭の子供で塾に行かせてもらえる環境で生活していたら、ここまで勉強していなかったかもしれません。

勉強はゲームみたいなものです。しかも、どれだけやっても怒られることがありません。課金しても怒られません。

学校の先生は、勉強を教えてほしいと言っている生徒を無下にするわけがありません。もともと教師になるような人たちは、人に教えるのが好きな人種のはずです。甘えればいいんです。

「Try It(家庭教師のトライが運営する学習アプリ)」 で質問するにはお金がかかるけど、学校の先生に質問するのはタダです。担当の先生が合わないなら、その先生がいないタイミングを狙って別の先生に聞けばいいんです。

お昼休みや放課後、先生にまとわりついて、分からないところはトコトン教えてもらいましょう。

次に、親の立場から。

まだ息子は小学4年生なのでなんとも言えませんが、お金がなくても、親にできることはたくさんあります。

子供が小さいうちは絵本の読み聞かせ。これにはコツがあって、感情豊かに読むよりも、無機質に読んだ方がいいらしいです。

子供が成長してきたら、一人で読める本を与える。本は中古ならすごく安いし、図書館に行けば読み放題です。 

読書習慣と学力にも密接な関係があります。読書は本当に大事です。子供が好きな本だけでなく、親として読んで欲しい本も与えた方がいいと思っています。

それから、親自身がちゃんと本を読むこと。規則正しい生活をすること。きちんとした言葉を使い、きちんと暮らすこと。環境を整えることが、子供の学習態度に良い影響を与えます。

って、エラそうに語れるほどちゃんとしてないんですが。自戒も込めて。

逆に、カラオケ、ギャンブル、携帯ゲームなどをする親の子供は、学力が低い、という調査結果も出ています。カラオケ好きなんですけどね。

我が家の場合、夫もわたしもわりと貧しい感じで育っていることもあって、子供にも「塾には行かせない」と言ってあります。

「学校の勉強で物足りないなら塾に行かせてあげる。でも、学校の勉強を補うための塾には行かせない」という意味です。

今のところ、たまに本屋さんでドリルを買ってみたり、ナンプレやクロスワードを買ってみたりとあの手この手やってますが、塾という選択肢はないです。

小学生レベルならわたしでも教えられますしね。幸い家で仕事をしていると、仕事の手を止めて子供の勉強をみてやることはできます。

たしかに、お金が無いと多少不利なところはあります。でもそれは「塾に行かせてもらえないから」ではありません。むしろ、親自身がお金が無いことであきらめてしまっていたり生活が乱れてしまったりして、その態度が子供にも影響している、という意味での問題の方が大きい気がします。

わたしが子供の頃でも、安い問題集を買ったり先生に聞きに行ったりして勉強はできました。今ならインターネットもあるので、もっと無料で勉強できる環境は整っているはずです。

子供にスマホを持たせるのは反対派ですが、子供が勉強のために親のスマホを借りるなら大いにけっこうだと思います。貧困家庭だとパソコンを買うこともできなかったりすると思うけど、スマホ一つあればいろんなことができますよね。

お金が無いからという理由だけで勉強することや進学することをあきらめてほしくないな、と思い、どこかの誰かに向けて、書いてみました。