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子供って、あんまり仕事のことわかってないですよね。

わたしも、本当にわかってなかった。

いわゆる「普通のサラリーマン」が何をしてお給料をもらっているのか、さっぱり分からなかった……。

スーツを着て満員電車に乗って、机が並んだ部屋に行く。

それだけではお給料はもらえないだろうけれど、具体的に何をしているんだろう?

って、思っていました。

「サラリーマン」は仕事じゃない

「普通のサラリーマン」みたいな言い方がよくされていますが、

そもそも、サラリーマンって職種じゃないよねっていう。

会社員ってことですよね。ってことは1つの雇用形態の話ですよね。

「将来は普通のサラリーマンでいい」みたいなことを言う人がいるけれど、なんか違う。

だいたい、将来の夢って職種で考えませんか。

パイロットとか看護師とか。

ていうかパイロットも看護師もサラリーマンですよね。お給料もらってる人のことをサラリーマンって言うんだから。

え、女性ならサラリーウーマンだって? はいはい、そうですね。

ここでは便宜上サラリーマンで統一していきますよ。

仕事の多様性に気づいた19歳の夏

「世の中にはいろんな仕事がある」

そんなことは十分わかっていたつもりなのだけれど、

本当の意味でちゃんと理解できたのは、19歳のときでした。

当時アルバイトしていたお店のお客さんに、「何の仕事されてるんですか?」って聞いたことがきっかけです。

その人は言いました。

「芳香剤とかの、パッケージを作る仕事だよ」

当時のわたしはすごく衝撃を受けたんですよね。

わたしの中での仕事観って、

・スーツ着て大きなオフィスビルで働く会社員
・作業着を着て工場で働く人
・病院で働くお医者さん、看護師
・教員とかの公務員

みたいな感じで、ざっくりとした認識できていなかったから。

そして、芳香剤はエステーとかのメーカーが1から10まで全部作っていると思っていたから。

「下請け」という言葉は聞いたことがあっても、それがいまいちよく分かっていなかった。

モノづくりでも、「パッケージだけ作る人(会社)」があるというのは想像していませんでした。

仕事は細分化されている

めっちゃ当たり前の話で、「世の中にはいろんな仕事がある」ということを理解しているつもりでも、

果たして本当にちゃんとみんなわかってるんだろうか?

19歳のわたしが思っている以上に、世の中は複雑でした。

病院で働く人だって、お医者さんと看護師さんだけじゃないですよね。作業療法士とか、ごはん作る人とか、事務員とか、いろんな職種があるわけで。

子供って、自分に見える仕事しか知らないと思います。

おまわりさん、パイロット、宇宙飛行士。
ケーキ屋さん、お花屋さん、パン屋さん。
それからアイドルとか学校の先生とか。

中学や高校で進路指導はあるけれど、将来の夢はそのとき見えている仕事の中から選ぶことになるから、当然偏るわけです。

わたしは小学校教員になりたかったのだけれど、典型的な「身近な職業」ですよね。

まさかwebライターになるとは夢にも思わなかったよ。

子供にはいろんな仕事を教えたい

子供や子供の友達を見ていても、やっぱり将来の夢って、身近な職業や有名な職業を選びがち。

うちの息子はサッカー選手とかお笑い芸人になりたいって言ってるし。

だからなるべく、いろんな仕事を知ってほしいなと思います。

昔に比べると職業教育も充実してきているのだけれど、まだまだですよね。

ついでに言えば、子供のころは「大学に行って企業に就職する」みたいなのが普通だと思ってたんですよ。

んなわけないのに。

自営業・フリーランスは面白い

19歳のときのアルバイトで「お金を使うのは経営者とか自営業の人ばかりで会社員はケチ」ってことに気づいてびっくりしたっけ。

50歳ぐらいのお客さんが、お小遣い5万って言っていて。

「え、わたしのバイト代のほうが多いやん!」って。

なんか会社員をdisってるみたいで申し訳ないんですが、そうじゃないんですよ?

でも、会社員になるのが「普通」と思っていて、「年収1000万円とかめっちゃすごい!」って思っていた小娘にとって、

自営業や経営者の方の羽振りの良さは衝撃だったし、「年商○億円」みたいな話を聞いてさらにびっくりしたのです。

大学に行くような子供だと特に、「大学出て就職する(=雇われる)」っていうのが当たり前になりすぎてると思うんですよね。

わたしも、会社員になるか公務員になるかっていう選択肢しか持っていなかったし。

経営者と言えばいわゆる「社長」ってイメージしかなかった。マイクロ法人とか全然知らなかったし、自営業は何かの才能がある人がやるものだ、みたいに思ったし。

広い世界に興味を持とう

雇用形態もいろいろあるけど、雇用されない働き方もいろいろある。
職種は自分が想像する以上に細分化されている。
もちろん業種だって、まだまだ知らないものがいっぱいありそう。

18歳で大学中退して起業するっていう人が話題になっていたけれど、そういう人もいていいですよね。大学行きたければまた行けばいいんだから。

わたしも、大学時代に選んだアルバイトのおかげで世界を広げることができました。

子供の小さな世界で目に見える職業の中から将来の夢を選ぶなんて難しいよ。

将来の夢が決まっていなくても、無謀な夢を見ていてもいい。

いろんな働き方を知っていく中で、少しずつ固めていったらいいんじゃないかしら、と思う吉見なのでした。