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この記事は、noteにて販売中の「新しい働き方を作るWebライティング講座【2017年度版】」より抜粋したものです。

わたしはWebライティング講師をしていますが、文章の書き方について言及することは滅多にありません。

なぜなら、Webライティングや文章術に関してはすでに良書がたくさんあるし、今さらわたしが言うことってあるかしら?と思って。

とは言え、普段、地方で初級者向けにやっている講座ではお話しすることも多いし、一応noteで販売しているテキストの中でもまとめているので、ブログにも転載しちゃおうってことで!

では、以下からどうぞ(●´ω`●)

スマホファーストでの改行を

Webの特徴でもありますが、とにかく改行に気を付けてください。

過半数の人は、スマホからWebページを見ています。だから、スマホから読みやすい改行を心がける。

「段落ごとに空白行を入れて、文字のかたまりを作っていく」というイメージです。

PCからは2~3行のかたまりでも、スマホから見るとたいてい5~6行。これが限界、ぐらいに考えておいた方がいいかも。

もちろんメディアによって方針は違うんですが、読みやすい文章ってことを考えるとこれぐらいの改行具合が適切だと思います。

あと、ページのデザイン・フォントの大きさによっても1行あたりの文字数は違うし、読みやすい行数も異なるので、あくまでも目安ということで、臨機応変に対応することも大切です。

1文を短く切る

直前の1文をもう一度見てください。

あと、ページのデザイン・フォントの大きさによっても1行あたりの文字数は違うし、読みやすい行数も異なるので、あくまでも目安ということで、臨機応変に対応することも大切です。

これでも、ちょっと長いかな~と思います。これで84文字なんですね。

目安としては、長くてもせいぜい100文字程度、基本は30~60文字ぐらい。っていうことを言っています。

が、これも数字だけ気を付けていればいいってわけじゃないんです。内容によって文字数を調整してください。

たとえば誰にでも理解しやすい簡単な内容なら、1文が100文字あってもすんなり読めます。

一方、専門的な内容だと、60文字でも読みにくいことはあります。

難しい話だったり専門用語が入ったり。あと、地名とか固有名詞が多い文だと短く切った方が読みやすくなります。

文を分けるさいには適当なところで「。」を入れるだけでいいこともあれば、前後を入れ替えるなどの調整が必要になることもあります。

前述の文を2つに分けるとしたらこうかな。

これがはじめの状態。

あと、ページのデザイン・フォントの大きさによっても1行あたりの文字数は違うし、読みやすい行数も異なるので、あくまでも目安ということで、臨機応変に対応することも大切です。

シンプルに分けるならこう。

あと、ページのデザイン・フォントの大きさによっても1行あたりの文字数は違うし、読みやすい行数も異なります。だからあくまでも目安ということで、臨機応変に対応することも大切です。

調整してこんな感じでも。

あと、行数はあくまでも目安で、臨機応変に対応することも大切です。ページのデザイン・フォントの大きさによっても1行あたりの文字数は違うし、読みやすい行数も異なりますからね。

ふりがな・解説を入れる

読みにくい語句にはふりがなをつけてほしいです。四字熟語とかはもう別にいいんじゃないと思うけど。

たとえば地域情報の記事を書いているなら、地名や施設名は読めるようにしてほしいですよね。

先斗町(ぽんとちょう)とか。

細かいことだけど、せっかく読んでもらうならそのページだけで完結してもらいたいじゃないですか。

読み方わからないからって離脱されて「先斗町 読み方」とかで検索させるのってどうなのかな、と。

同じ理由で、分かりにくいところには解説をつけてほしいです。

たとえば前のページ(1-6)の中に「レギュレーション」っていう言葉を使ったんだけど、わたしは「レギュレーション(指示内容)」って書いています。

レギュレーションってクラウドソーシング系のライターがよく使うイメージなんだけど、知らない人は知らないからね。

カッコ書き以外にも、ちゃんと説明の1文を入れたほうがいい場合もあるし、簡潔な説明が難しい場合はリンクを付けてあげるっていうのでもいい。

ただなるべく、読者のハテナをその都度つぶしてあげるようにしたいなぁと思っています。

ちなみに、ふりがなにしろ解説にしろ、ターゲットのレベル感に合わせることが大事です。

このマガジンは入門・初級向けなので、「レギュレーション(指示内容」」という書き方をしました。

でも、玄人向けの記事でわざわざ解説されたらイヤミですよね(笑) しかも無駄に文字数が多く長ったらしくなっちゃいます。

だから、想定している読者のレベルに合わせて書くことが大事ってことも合わせて伝えておきます。

あいまいな表現を控える

自分が調べた内容に自信が無いのか、調べる量が足りていないのか、自信なさげな表現を使ってしまっている人が少なくありません。

  • ~かもしれません
  • ~だそうです
  • ~と言われています

あいまいな表現っていうのはこういうの。

ちゃんと必要に応じて使えていればいいんですが。

「太陽は東から昇ると言われています」

みたいに、客観的な事実に対してあいまい表現を使ってるとか。(これは極端な例だけど)

あいまい表現の多用は、

  • 説得力がなくなる
  • へたくそに見える
  • まどろっこしくて読みにくい

とさまざまな問題を引き起こすので、安易に使わないでくださいね!

可能表現の間違いと「~ことができる」・ら抜き言葉

一番ダメなのはこれです。

このお菓子は食べられることができます。

「食べられる」も「~ことができる」も、可能表現ですよね。

2種類の可能表現を使ってしまうのは、文法的な誤りです。

食べられます」もしくは「食べることができます」にしてください。

あと、基本的には「~ことができる」という表現は控えましょう。

安易に使いがちですが、まどろっこしいですよね。

「ことができる・ことができる、うるさいんじゃーー!」ってなっちゃいます。

なるべく「~られる」を使うようにしてください。

ただ「~られる」には受動態(受け身)の意味や尊敬語の意味もあります。

ライオンに食べられる(受動態)
先生がお菓子を食べられる(尊敬語)

前後の文脈的に誤解を招きそうなところは「~ことができる」の方を使うといいかな、と思います。

まぁ、尊敬語の意味だと「お食べになる」「召し上がる」とか使うほうがいいですね。

あと、「ら抜き言葉」についても少しだけ。

ら抜き言葉は、徐々に受け入れられつつある表現です。

でも、ライターが使うべき言葉ではないと思っています。

わたし自身も「食べれる」とら抜き言葉を使うことはありますが、ライターとしては使いません。

国語審議会でも、一定の理解は示しつつ、改まった場では使うべきでない、という見解になっています。
I 言葉遣いに関すること(文化庁「 第20期国語審議会」)

文のねじれに気を付けよう

なんか初歩的な話してますが。

文のねじれというのは、語と語のつながりがおかしい状態、文法として誤っている状態を指します。

わたしの趣味は、休日にサッカーをしています。

主語が「趣味は」なので、述語としては名詞がこなくてはおかしいんですね。

サッカーをするという言葉を名詞化して、こう書けばねじれは解消されます。

わたしの趣味は、休日にサッカーをすることです。

述語部分の「サッカーをしています」に合わせるなら

わたしは趣味で、休日にサッカーをしています。

と書けばねじれは解消されます。

この例のように短い文であればすぐにわかるんですけど、長い文になると見落としてしまうことがあるんですよね。

だから、前述したように1文を短く切った方がいいんです。

1文が長くなるほど語同士の関係が複雑になりやすいし、短く切って整理しながら書いた方が失敗しにくくなります。

接続詞は最低限にする

接続詞っていうのは「だから」とか「そして」とか「でも」とかそういうやつです。

文同士のつながりをなめらかにするために使われるものですが、多いと萎えます。

あほっぽく見えるし、まどろっこしいんです。小学生の作文みたいになる、と言えばわかりやすいかな。

省いても意味が通るところは、とってしまいましょう。必要なところだけ残してくださいね。

また、接続詞の誤用にも注意しましょう。

接続詞には「そして(順接)」、「でも(逆接)」のようにそれぞれ意味がありますよね。

接続詞ってわりと人によってクセがあります。

わたしは安易に逆接を使ってしまうクセがありました。
つい「~。でも~」とか、1文の中でも「~ですが、~」みたいな書き方をしてしまって。

自分のクセに気づけると改善しやすいと思います!

語尾を単調にしない、同じ語尾を続けない

これも小学生の作文にありがちなやつです。でも大人でもやりがち。

「今日遠足に行きました。動物園に行きました。ぞうが大きいと思いました。」
みたいなね……。

同じような語尾が続くと単調になって読みにくいし、あほっぽくも見えちゃうので、変化をつけましょう。

「今日遠足に行きました。行き先は動物園です。ぞうが大きかったです。」

みたいに書けばするっと読めますよね。

基本的には、同じ語尾は連続2回まで。3回以上続く場合はどこかを変えましょう。

体言止めを使うのもいい方法です。

漢字を多用しない

普段からいろんな文章を読んでいる人なら感覚的につかんでいることも多いんですが、「漢字で書けるけどひらがなで表記する言葉」ってめっちゃ多いんですよ。

確かに→たしかに
~して下さい→~してください
~の時、~の事→~のとき、~のこと

などなど。ひらがなで書くことを「開く」って言うんですけど。

まずはこのあたりを参考にすると分かりやすいです。

わたしは「記者ハンドブック」を基準にしています。

ただ、漢字を開くかどうかは明確なルールがあるわけではないんです。

だからメディアごとに微妙に違うことはあるし、また書く内容によっても変わったり。

あと漢字を開くかどうかってだけじゃなく、ひらがな・カタカナとのバランスも気を付けるべきです。

漢字だらけでもひらがなだらけでも、カタカナだらけでも読みにくい。

また語のつながりの中で調整する必要もありますね。

たとえば「おすすめ」っていう言葉、普段は「オススメ」とカタカナで書くことが多いんですが、「オススメポイント」って書くとカタカナが続きすぎて読みにくく感じることもありますよね。

その場合は「おすすめポイント」って書いたり。

ちょっと意識してみるだけでも全然違うと思います。

三点リーダや記号の使い方

まず三点リーダから。三点リーダとは「…」のこと。

これ、文法的には2つつなげて「……」って表記するのが正解なんですよ。

でも「・・・」とか「。。。」とかやっちゃいますよね。
別にいいんです、やっても。

ただ、知らないでやってるのと知っててやるのとでは全然違います。

表現の一環としてやる分には全然いいんですよ。
微妙にニュアンスも違いますしね。

でも、正式な書き方は「……」だし、日本語の正しさが求められる仕事では正しく表記しましょう。

また、!や?は全角で表記しますが、「!?」とは書かないことの方が多いです。「!?」と、半角表記にするんですね。
というのも!?というのはこれで1つの記号とみなすからです。

「感嘆符疑問符」っていう記号です。

ただし、環境依存文字は使わないようにしてください。環境に依存するからです。

順番は!?でも?!でも大丈夫です。(?!は「疑問符感嘆符」っていう名前)

ただ慣例的に感嘆符疑問符「!?」が使われることが多いので、特にこだわりがなければ「!?」の方がスムーズに読めると思います。

もう1つ記号について。中黒(・)。
何かを並列的に述べるときに使うのが中黒です。

「この店のコースは、松・竹・梅の3つから選べます」みたいに。

「この店のコースは、松、竹、梅の3つから選べます」と書いても間違いではないけど、読みにくくないですか?

文章的に意味を区切りたい句点と、並列的な要素を並べるときの句点が混ざるというか。

中黒か句点かどちらを使うのかはケースバイケースでいいと思いますが、上記のように名詞が並ぶ場合は中黒の方が読みやすいのではないでしょうか。

空白マスの考え方

学生時代、「段落のはじめは1マス空ける」と習いましたよね。

でも、Webの場合はメディアごとにバラバラです。
ニュース系だと1マス空いてることが多いけれど。
わたしは1マス空けないことの方が多いですね。

また1マス下げのメディアでも、全角空けるか半角空けるかって違いもあります。

どのルールであっても、メディア内で統一されていればいいと思います。

また、記号のあとの空白マスについても言及しておきます。これも絶対のルールではなくメディアごとに方針は違うんですけど。

「こんにちは!吉見夏実です。」
「こんにちは! 吉見夏実です。」

noteでは、パソコンからだと空いてない方が読みやすい気がするけど、スマホからだと全角空けてる方が読みやすい気がします。
「メディアごとにルールがあるかもしれない」という前提だけ知っておくといいと思います。

カッコの書き方

カッコにもいろんな種類がありますので、その使い分けについて簡単に。

「」……普通のかぎかっこ。セリフ、何かのタイトル、何かを強調したいときなど、基本的にはオールマイティ。

『』……二重かぎかっこ。何かのタイトル、かぎかっこ内のかっこ。
→『崖の上のポニョ』とか。「吉見さんが『枝豆が好き』って言ってたよ」とか。

()……補足したいときに使う。

[]・〔〕……引用時の補足として使う。

ほかの【】とか《》とかは、だいたい強調の意味で使いますね。

一点気を付けてほしいのが、これ→<>。

半角の小さい山カッコは、絶対に使わないでください。

というのも、Webのページを作るプログラミング言語に使うから。

<h2>見出し</h2>
<a href=”http://www.yoshiminatsumi.com” target=”_blank”>吉見夏実のブログ</a>

みたいに表記されてるわけ。

よく分からないって人は、このページをパソコンで(Chromeで)表示して、右クリック、その後「検証」か「ページのソースを表示」というところをクリックしてみてください。

右側にこんなふうに表示されると思いますが、Webページって、実はこうやって作られているんですよ。

変に小さい半角山カッコを使うと、ページがちゃんと表示されなくなってしまうことがあるんです。

だからこれだけは守ってくださいね。

まとめ

かなりたっぷり書いてしまったけれど、最低限のポイントとしてはこんな感じです。

このページに書いたことをとりあえず守って書くようにするだけでも、素人っぽさは消えると思われます!

新しい働き方を作るWebライティング講座【2017年度】」には、ほかにも仕事のやり方や考え方など盛りだくさんの内容になっています(●´ω`●)

興味があればぜひこちらもどうぞ。
サロンメンバーは無料で読めるやつなので買わないでね!!

こちらもなにとぞ・・・

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